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リスクあるジョギングよりウォーキングの方が健康効果は高い

リスクあるジョギングよりウォーキングの方が健康効果は高い

運動中に死亡するときの、原因トップがランニング
医者から「生活習慣病の予防のために、毎日運動してください」と言われて、それまでこれといった運動の習慣がなかった人が、いきりジョギングやジム通いを始めることがありますが、こんなことをすれば命を縮めることになってしまいます。

それまで何年も運動らしいことをしてこなかった人が、いきなり本格的に走ったり、体に負荷がかかる運動を始めたりすると、体にも心臓にも大きな負担をかけてしまいます。

怖いことに、無理なジョギングやランニングを始めると突然死のリスクがあります。

実際、運動しているときに死亡する人は少なくありませんが、運動中に死亡するときの原因トップがランニングです。

皮肉なことに、『奇蹟のランニング』の著者でジョギングの教祖と呼ばれたジェイムズ・F・フィックスというアメリカ人は、ジョギング中に心筋梗塞を起こして52歳という若さで急死してしまいました。

日本人はマニュアル好きなので、マニュアル通りに完壁にやろうとしがちですが、うまくいかないことも多々あります。激しすぎない運動、少しきついくらいの運動でちょうどいいのです。極論に走ってはいけません。

ウォーキングのほうがはるかに健康効果は高い
もし「健康維持」を望むのであれば、ジョギングではなく、体に負担がかからず、お金もかからず、長続きできる可能性が高い「ウォーキング」をおすすめします。歩くことは脚の筋肉にちょうどよい刺激となり、全身の血のめぐりがよくなります。

ウォーキングは、体内に十分な酸素を取り入れながら少しずつ力を出して行なう有酸素運動なので、血管を強くしたり心肺機能を高めたり、高血圧の予防と治療になったりと、いいことずくめです。また、中性脂肪を減らし、善玉コレステロールを増やす効果もあります。

ジョギングのほうがウォーキングよりも健康効果が高いかというと、それは別問題です。実際には、ウォーキングのほうがジョギングよりはるかに健康効果は高いのです。健康効果を望むのであれば、ウォーキング程度の軽い運動で十分です。

毎日続けて、しかも安全にウォーキングをするためには、以下の工夫が必要です。「足裏に負担のかからないクッション性の高いシューズを用意する」「歩きだす前に、かならずストレッチをする」「夏場・冬場の体温調整の対策をしっかりする」「水分補給をする」

また、歩くペースも大事です。早すぎればすぐに疲れてしまいますし、あまりにもゆっくりでは効果が上がりません。少し息が上がって、うっすらと汗をかくくらいの速度がベストです。

あまりハードに歩くと、交感神経が上がってきますが、ゆっくりリズムよく歩いていると副交感神経が上がってきます。

少し大股で歩くと、下肢だけではなく背中から腹部の筋肉の運動にもなり、メタボ対策に効果的です。

ウォーキングを始めて1~2カ月で中性脂肪が減り、善玉コレステロールが徐々に増加するので、とにかく続けることが大切です。1日10分でも20分でも、歩くことを習慣にしましょう。

運動する間隔が3日以上空くと、運動効果は薄れるとされていますから、少なくとも週に3日以上は運動するようにしましょう。