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肩こりや筋肉痛・腰痛などこりと痛みの病気に迫る!

肩こり、筋肉痛、腰痛
症状別に湿布薬を使いこなそう
筋肉の異常な収縮が肩こりですが、痛みの刺激がこりを引き起こすことになり、肩こりと筋肉痛は連続していると考えられます。腰痛は、急性な痛みのほか、筋肉の異常収縮と緊張が持続した慢性的な腰痛までさまざまです。

こりと痛みの病気
肩こり

不自然な姿勢を続けたり、急に激しい運動をしたりすると、筋肉がこったり、筋肉痛になったりします。こった部分に発生した痛みが、脊髄や脳に伝わると、今度は脳からの刺激によって筋肉が収縮し、緊張してこりが起こります。

つまり、自律神経である交感神経の興奮によって筋肉が緊張し、血管が収縮して血行が悪くなり、痛みを感じる物質が筋肉にたまる、という「痛みの悪循環」が起こるのです。

この状態を改善するためには、筋緊張→血行不良→痛みの悪循環を断ち切らねばなりません。そのために用いるのが、一般薬では、筋緊張緩和剤、血行促進剤、非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAIDs)、ビタミン剤、生薬などで、これらは単剤または配合剤として販売されています。

剤形は用途に合わせ、湿布薬、エアゾール(スプレー)、ジェル(グル)、軟膏剤、クリーム剤、プラスター剤など多くのタイプがありますから、患部に合ったものを選びましょう。

次に主な成分を見てみましょう。
一般薬では、サリチル酸メチルを配合したものが一般的でしたが、最近ではスイッチOTC薬となった、非ステロイド性消炎鎮痛薬のインドメタシン、ピロキシカム、ケトプロフェン、フェルビナクなどが配合された製剤が販売されています。

これらの成分は、筋肉の局所で発痛物質のプロスタグランジンの産生を阻害して痛みをとり、消炎効果を現します。

これらの薬には使用量に制限が設けられており、たとえばインドメタシンでは1週間に50g(50mL)までとなっています。

これらの薬の副作用としては、光線過敏症があります。湿布をはがした後もしばらくの間は、患部が日光に直接当たらないようにすることが大切です。


こりと痛みの病気
筋肉痛

激しいスポーツなどの後で、突発的に発生する筋肉痛は、プロスタグランジンなどの発痛物質が産生されたり、神経が圧迫されたりすることによって引き起こされます。

筋肉痛に用いられる薬の主流は、むかしもいまもいわゆる湿布薬ですが、最近ではこの成分も多様化し、医療用の成分が使えるようになったことに加え、用途に合わせた剤形が選べるようになっています。

湿布薬の場合は、ある程度患部が限定され、持続的な効果を期待したいときに用いるといいでしよう。

筋肉痛に限らず、急な打ち身や捻挫などには、貼ると冷たくてひんやりする冷感タイプを、持続的、慢性的な痛みには、貼るとぽかぽかする温感タイプのものをというように目的に合わせて用いると効果的です。

液剤、クリーム剤は患部が広範囲に及ぶ場合や、首筋などの湿布の利用が困難な場所への適応に優れています。このほか、ゲルタイプのものもありますので、使用感と部位によって上手に使い分けることが大切です。

また、急激な運動などによって起こった筋肉痛では、スプレータイプのものを利用するといいでしょう。打撲、筋肉痛などの場合には、患部をできるだけ早く冷やし、腫れと痛み、炎症を抑える必要があるため、スプレータイプの利用は効果的です。

内服薬は、体の内側から筋肉の“こり"をほぐし血行を改善する効果を持っています。

ここで注意したいことがあります。それは、薬剤によって引き起こされる筋肉痛です。一部の高脂血症用薬、利尿薬などの服用によって、筋肉痛のほか、痺れ、こわばり、腫れなどが引き起こされる場合があります。これらの薬を使っている人は、一般薬を使用する前に、かならず医師や薬剤師に相談してください



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腰痛
腰痛の罹患率は年齢とともに高まる傾向にあり、60歳以上では50%にも達するといわれています。一日中、立ちっぱなしの仕事をしていたり、座りっばなしでデスクワークをしている人は、年齢に関係なく特に腰痛に要注意です。

腰痛による随伴症状は、慢性の不眠症や睡眠不足、疲労、体調不良などにも及びます。これらの要因が機能障害や能力障害のみならず、精神神経的な影響を及ぼすことさえあるとされています。

急性腰痛症は、椎間板が老化を始める20代から見られる病気ですが、その治療では、1~ 2日間、楽な姿勢(股関節と膝関節を曲げて)で床上安静とするほか、局所温熱療法、マッサージ、非ステロイド性消炎鎮痛薬などを使用して、筋のけいれんを緩和することが第一です。

一方、慢性腰痛症の治療では、原因を除去することが優先されます。
たとえば、体重の減量、筋緊張の改善と筋力増強、立つ。座る。寝るなどでの姿勢の改善などがそれです。時にはストレッチ(腰痛体操)なども効果的です。

いずれの場合でも、非ステロイド性消炎鎮痛薬を含有した湿布薬、クリーム剤、軟膏剤などを利用して、症状の緩和を図ることができます。

たとえば、インドメタシン、フェルビナクなどの成分は、もともと医療用でしたが、最近ではスイッチOTC薬でも利用できるようになりました。これらの薬効は確実ですが、副作用もありますので、薬の添付文書(説明書)にある「使用上の注意」を厳格に守りましょう。

特にアレルギー体質の方は注意してください。
手足の痺れ、足に力が入らない、足がやたらともつれるといった、通常とは異なる症状が現れている場合は注意が必要です。一般薬の使用によって痛みは緩和されますが、そもそもの原因の治療が必要な場合もあります。特に原因が思い当たらない場合には、すぐに整形外科を受診してください。