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血圧を下げる降圧剤を飲むな!原因を見つけて改善しよう

いまの基準どおりに薬で下げたらだめ

「薬をのまないと脳卒中になる」と降圧剤をのんでいる人は、現在約2000万人います。
確かに脳卒中や心臓病などを防ぐため、血圧をコントロールすることはとても大切なことです。

しかし、生活習慣を改善しても上の収縮期血圧が160、下の拡張期血圧が95以上が続く場合にのみ治療の対象だった基準が、日本は2000年の新ガイドラインで、上130/下85未満を目標に血圧を下げることが勧められるようになりました。この基準になったことによって、新たに3000万人以上が降圧剤を必要とする「患者」とみなされることになったのです。

高血圧の薬は血圧を下げるため降圧剤と呼ばれます。血圧を下げたらだめなど、常識ではまだ「とんでもない」ことでしょう。けれども「だめ」証拠は揃っているのです。そもそも、いまの基準をもとに血圧を下げるのはとても危ない。降圧剤を使う基準(上130/下85未満)そのものがレッドカードなのです。三つの調査に基づいて、どんなに今の基準が有害であるかお話ししましょう。

①1980年に日本で実施された国民栄養調査の対象者を血圧の値別に降圧剤を服用していたかどうかで分け、14年後、自分で身の回りのことができる人(自立者)の割合を見た調査の結果「降圧剤なし」の人は、下が90 ~99までの人が自立者の割合がもっとも高く、降圧剤の服用者より、飲んでいなかった人のほうが割合が高かったのです。また上が180未満なら、降圧剤服用者でどの値の人よりも自立者の割合が高かったのです。

②1992~98年に日本で実施されたランダム化比較試験(公平振分け二重目隠し試験)
70歳以上の高齢者は上が160~l79ならば、降圧剤(カルシウム結抗剤)を使用しないほうが健康でした(脳卒中や心筋梗塞にかかる率に差はなく、がんになった人が少なかった)

③日本だけでなく、世界的に採用されている治療目標値(130/ 85未満)を決める根拠となったHoT研究(欧米で実施されたランダム化比較試験。1992~97年実施)l30/ 85未満でよかったのは心筋梗塞にかかる人が減ったことだけ。

下の血圧を80近くまで下げると、90未満を目標に下げるよりも死亡率が高くなったのです。新ガイドラインは主にこのH0T研究を根拠にしていますが、そのとおりに下げようとすると、要治療者が増え、日本で年間一兆円の医療費が余分に必要になり、しかも数万人がよけいに死亡する危険性があると推計できます。

血圧が高くなるのは必要があってのこと。生命の危機に際してはアドレナリンが分泌され、体筋肉や心臓など必要なところに十分血液を送り込む必要があります。必要なのに血圧が下がれば酸素や栄養分が不足して、不都合が生じることにもなりかねません。

むしろ、血圧が上がっている理由を見つけ、その原因を取り除くことこそ、ほんとうに必要なことなのです。血圧を上げる原因が取り除かれれば、自然に血圧は下がってきます。まずは、ご自分の行動パターンや身辺のストレスの原因などを見直すことからはじめましょう。

種類とその特徴は?
代表的な降圧剤は五種類。大きく分けると、短期では副作用が目立つが長期では安全なもの、短期で副作用は目立ちにくいが長期にじわじわと問題が出るもの、があります。前者は利尿剤やβ遮断剤、ACE阻害剤(アンジオテンシン変換酵素阻害剤)。後者はカルシウム結抗剤と、ARB (アンジオテンシン受容体拮抗剤)です。
高血圧の重要な原因の一つは体内に塩分がたまると体内の水分が増え、血圧が上がります。

塩分がたまりやすいむくみの傾向がある人は、塩分を排泄させる利尿剤なかでも安全に使えて寿命の延長も確認され、安価なのはチァジド(サイアザイド)系降圧利尿剤です。交感神経が興奮すると血管は細くなり、心臓が強く収縮して血圧を上げます。ドキドキ興奮しやすい副交感神経の興奮を抑え、心臓の収縮力を抑えるβ遮断剤や、血管を広げるACE阻害剤が長期の効果が確認されていてよい降圧剤です。