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高齢者が薬を飲むときに気をつけるべき点と身体への影響

高齢者が薬を飲むときに気をつけるべき点

高齢化社会に突入し、薬を服用する高齢者も増えていきます。 薬を飲むと、多くの薬は胃や小腸などから吸収された後に、肝臓で代謝をされますが、加齢とともにこの代謝機能が大きく変化をして、体の中での薬の効き方も変わってきてしまいます。

高齢者におこる身体の変化
人間は、歳をとるといろいろな生理機能が低下してきてしまいます。 もちろん、加齢による生理機能の低下の程度には個人差があり、大きく異なってきます。

人間は、歳を重ねるとともに、胃酸の分泌量が減ってきて、消化管運動機能も低下してきてしまいます。 さらには胃腸などの消化管の血流量が低下し、粘膜が萎縮したりしてきます。

若いころは鶏のから揚げを何個も平気で食べれたのに、歳をとってからは小さなエビフライ1本でももたれるというのは、まさに加齢による胃酸分泌量の低下や消化管運動機能の低下によるものです。

加齢が薬の効き目に影響を及ぼす要因
加齢によって起こる消化管機能の低下は、薬の吸収等に影響を与えます。 胃酸の分泌量が低下し、さらには消化管の粘膜が萎縮したり、血流量が低下することによって消化能力が落ちてくると、薬が吸収されるまでにかかる時間が、若い時に比べてかかってしまいます

しかし、加齢による胃酸の分泌低下はわずかであり、消化管機能の低下などによる薬の吸収は、臨床的にはあまり影響がないと言われています。

加齢による薬の効き目に大きく影響を及ぼしてくるのが、加齢により肝臓で薬を代謝する能力と、余分な薬を腎排泄機能により体外に出す能力です。

歳を重ねると、肝臓の血流量も減り、肝臓の代謝機能も低下することから、飲んだ薬の代謝も低下してしまいます。 また加齢により腎臓の血流量も減り、腎臓の排泄機能が落ちてしまい、薬の血中濃度があがってしまったりします。

高齢者が薬を飲むときに気をつけるべき点
高齢者では、若い人に比べて薬を飲むときに考慮すべき点があります。

肝臓や腎臓の機能の衰え:用法用量を守り、用量に巾がある場合は、最小量からスタートする。

高齢による運動能力の低下:転倒のリスクがアップにつながる

高齢による理解力の低下:間違った服用、飲み忘れ・飲み間違いにつながる

視力の低下:添付文書などの説明書がきちんと読め、理解できるか

嚥下能力の低下:大きい錠剤やカプセルは飲みにくくなるし、粉末でむせやすくなる

複数疾患罹患により多くの薬物併用:OTC・医療用問わず、薬の重複や相互作用などに注意が必要。あらかじめ1回に飲む薬はまとめておくといった工夫が有効。

高齢者は健康のためということで健康食品・サプリメントを飲んでいるケースも多く、これらと薬との相互作用にも気をつける。






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