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くすりの特性から高品質を求められることを理解する

一般的な商品とは違うくすりの特性

医薬品は、正しく使用されることによって医療へ貢献し、患者のQOLの向上に役立っています。

しかし、「クスリ」を反対から読むと「リスク」と読めるように、昔からよく「クスリはリスク」と呼ばれ、副作用も併せ持つモノなのです。副作用は、医薬品の性質、使い方、患者の体質、そのときの状態などで現われます。

副作用によって健康被害に遭われ、不幸にも死亡にいたるケースもありました。そのため、医薬品に対しては厳しい承認審査、十分な情報提供、適正使用が求められます。

安定供給・使用の緊急性がある患者の疾患を治癒する、もしくは、疾患の症状を抑え続けるためには、医薬品を一生使用し続けなければならないこともあります。

万が一、製薬企業や医薬品卸、医療施設が安定的に供給できなければ、患者のQOLを低下させるだけではなく、病状の悪化を招く危険性があります。

また、薬剤には、「症状が出てから数十時間以内に使用しなければならない」といった、時間制限を持ったものまで存在します。

そのため、急に必要となる医薬品もあり、災害時などの緊急時でも安定的に供給できなければならない特性を持っています。

2つの高品質性を求められる
医薬品は、生命関連性製品ということもあり、不良品はあってはならず、きわめて厳格な品質を求められます。

「モノ」としての医薬品の特性上、有効性や安全性も品質としてみなされますし、さらには医薬品に対する安心感と信頼性、使いやすさなども「情報」としての品質が医薬品には求められるものです。

価格規制が実施されている医療用医薬品は、一般の商品と違って、製薬企業や医療施設が自由に価格設定をできるものではありません。

医薬品は生命関連製品でもあり、必要な患者にとってはなくてはならないものなので、価格が高くても使用を控えることができない特性を持っています。

保険医療を行なっているわが国では、医療用医薬品の価格は薬価基準制度により規制を受け、社会的な弱者である患者を守るために価格は低く抑えられているのです。

長い製品寿命を誇る患者によっては、一生使い続けなければならない医薬品も存在します。そのため、必然的に製品寿命(プロダクトーライフサイクル)が長くなります。

製品寿命とは、製品が市場に投入されてから姿を消すまでの流れをいい、一般的には「導入期」→ 「成長期」→ 「成熟期」→ 「衰退期」という4つの段階があります。

医薬品の場合、既存の薬剤よりも有効な製品が出るか、世の中から対象疾患がならない限り、アスピリンのように百年以上も販売されている医薬品もあり、実質的に「衰退期」が存在しない場合もあります。


医療用医薬品とOTC医薬品に分けられる
医薬品の分類
医薬品は2つに分けられる医薬品は、病院や保険薬局で処方・調剤を受けることができる「医療用医薬品」と、ドラッグストアなどで購入することができる「OTC医薬品」に大きく2つに分けられます。

医療用医薬品
医療用医薬品は、医師等によって患者に直接使用されたり、医師などの処方せん、もしくは指示によって使用されることを目的として供給される医薬品をいいます。

一般的に効き目が強く、用量設定や相互作用、副作用にも注意が必要であることから、医師等が患者の体質や症状に応じて処方しています。
医療用医薬品には、次の種類があります。

OTC医薬品
ドラッグストアなどで、カウンター越しに対面で購入することから、OTC(Over The Counter)医薬品と呼ばれることが一般的になっています。

一般用医薬品とも呼ばれ、効能・効果において、人体に対する作用が著しくないものであって、薬剤師などから提供された情報にもとづき、みずからの選択により使用される医薬品です。

軽度な疾病の症状改善、生活習慣病等の予防、健康の維持・増進などを購入者みずから行なえるため、セルフメディケーションとして推奨されています。

2009年4月の薬事法改正により、OTC医薬品はリスク区分に応じて3つに分類されました。
また、薬剤師以外にOTC医薬品を取り扱える新しい職種である「登録販売者」も誕生しました。


医療用医薬品とOTC医薬品に分けられる
睡眠補助薬はぼったくり、成分はただの時代遅れの風邪薬

みなさんはキッチリ寝ていますか?本当に安眠できていますか?毎晩、羊を数えたりしている人はいませんか?

会社に学校、SNSでのおつきあいと、ストレスフルでドレッドフルな現実社会、寝ている間くらいは安らかに休みたいもの。とはいえ、いざ寝ろと言われると意外と眠れないことも多く、さらに考え事なんて始めると睡眠時間がどんどん減っていきますね。

そういった潜在的な不眠を抱える人が多いのか、睡眠補助薬は日本では2003年に販売されまたたく間に人気を博し、今や薬局で不動の地位を確立。

商品数も10を超え、睡眠補助薬の棚が出来上がっている薬局も少なくありません。さてさて、ポイントは、エスエス製薬の「ドリエル」だけでなく、大正製薬の「ネオデイ」も佐藤製薬の「マイレストS」も全部ひっくるめて1種類の成分「ジフェンヒドラミン」しか含まれていないこと。

これに気がついている人は案外少ないのでは?そしてその成分が古くからアレルギーの薬として普通に使われてきたことを知っている人はよりいっそう少ないといえるでしょう。

今回はそういった睡眠補助薬の話に加えて、睡眠についてちょっと見直してみたいと思います。まあ、ぶっちゃけた話、睡眠補助薬なんてバカ高いものを買わないで、同じ成分で安い薬があるからそっち買ったほうが得だよって話なんですが。


そもそも、どんな商品があるの?
1回の使用量である50mgの価格は、おおむねどっこいどっこい。若干ドリエルが高く見えるけど、セールで安く売られることもるし、実際の価格差は薬局薬店によってまちまちなので、なんとも比較対象になりづらいのです。

1回使用量は50mgだから12錠入りでも結局は6回分。ゆえに各社、差別化をはかろうとパッケージなどでがんばってはいるものの中身はてんで同じ。どれを買っても何も変わりません。では、メーカー希望小売価格はどうでしょう?

ドリエル2錠あたり50mg・12錠入り・1900円、ネオデイ2錠あたり50mg・12錠入り・1600円、マイレストS1錠あたり50mg・6錠入り・1600円…以下同様で、同じ成分(ジフェンヒドラミン)を含んだ睡眠補助薬以外の薬の価格を見ると、計算をする気が失せる理由がわかりますよね。

レスタミンコーワ5錠あたり50mg・120錠入り1450円。
抗アレルギー薬であるレスタミンコーワ糖衣錠(興和)は、ドリエルが発売されるはるか昔から薬局で市販されていた薬で、現在も普通に買うことができます。

レスタミンコーワは50mgの成分あたりわずか60円程度。ドリエルは316円、他社もどっこいどっこいと来れば、何ゆえ睡眠補助薬が、こんな高値で売られているのか疑問に思うレベルです。

そんなうまい話は…と思う人も多いかと思いますが、レスタミンコーワに含まれている成分はドリエルと同じジフェンヒドラミン塩酸塩、ついでに無駄な成分もなし、本当に同じです。確かに5錠も薬を飲むのは気分的に怖い感じもしますが、ドリエル2錠と成分はまったく同じなんです。


増えるくすり売場と選び方について
薬局、ドラッグストア、最近はコンビニエンスストアにまで薬が売られています。
唐突ですが、薬の選び方に自信があるでしょうか?大半の人がノーでしょう。

では、シャンプーはどれを買えば頭皮に良いものを選べるのでしょう?消臭剤はどれも同じなのでしょうか?殺虫剤や虫除けはどれが効果が高くて安全なのでしょう?

困ったことに薬局・薬店には、ミネラルウォーターから頭痛薬に日焼け止めまで幅広く、さまざまなものが売られています。どれを選べば良いのか中身から化学的に解説したものというのはまずありません。

山ほどある市販薬の中から、イメージ先行のテレビCMやスポンサーの圧力などを抜きに、成分から選ぶ知識をお伝えします。

市販薬は最低限の知識をつけるだけで驚くほど賢い買い物ができます。
逆に言えば、知識をつけなければ、いくらでもムダな買い物をしてしまうということです。

そして近年、困ったことに、今や薬局・薬店にはニセ科学といわれる、効果のまったくない詐欺まがいの商品も堂々と棚を賑わしています。

首から下げる、インフルエンザを殺菌すると銘打たれた怪しい商品が、国から注意を受け商品棚から消えたのは記憶に新しいでしょう。

しかし、それだけではありません。数々のダイエット商品にサプリメント。本当に効果があるのでしょうか?食べるだけで痩せるというのは本当なのでしょうか?

ノンシリコンシャンプーや無添加シャンプー。そもそも誰がシリコンが体に悪いと言い出したのでしょう?実は製造元もシリコンは悪いと一言も言ってないとしたら?無添加という言葉自体にカラクリがあるとしたら?

こういった「本当のところはどうなんだろう?」そう漠然とした疑問を持つ商品に関しては、成分から徹底的に検証しています。
すべての商品は「成分表示から」。

今までのなんとなく選んでいた商品を自分の症状、目的に合わせて選ぶ、損をしない、当たり前の買い物をするために。根拠のない怪しい商品を買わない、きちんとした証拠に裏打ちされた製品を選ぶために。