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手術で一番怖いのは単純ミス!手術室の環境について

手術で一番怖いのは単純ミス!手術室の環境について
手術室の環境
手術室はある程度の清潔度は保たれていますが、けっして無菌状態ではありません。
例えば緊急手術の患者さんが外から担架で運ばれて来て手術室に入る際などは、入浴や全身の清拭消毒をしている時間などありません。

また医師も手術室に入る前に、入浴をするわけではありません。もちろん手術に使う機械や、メス・ハサミ・セッシは滅菌状態にしてあるものを使いますし、医師や看護婦が使用する手術衣も滅菌済みのものを使用します。

手術を行なう医師、看護婦は入念に手指を消毒して滅菌手袋を着用します。しかし、患者さんも医師も生身の人間ですから、完全無菌状態というのはありえないのです。

整形外科の人工骨頭置換術や間接置換術では、医師が宇宙服のような手術衣を着て、完全無菌状態で行なう手術もありますが、一般の手術は通常のやり方で問題はありません。

手術室の空調についても配慮されています、手術室内が大気よりも若千高く設定されており、手術室の扉が開いた時には空気が手術室の外から中へ入らないようにしてあるのです。

手術室の印象を術後に患者さんに聞いてみると、よく記憶にない方が多いようです。

手術室には独特のものものしい雰囲気があり、ここに運ばれると、どんな気丈な人でも不安になり、運を天に任せる気分になってしまいます。最近では、そのような重苦しい雰囲気が患者さんに大きなストレスを与えるため、そのストレスが手術に悪い影響を与えないようにという配慮から、軽い音楽を流しながら手術を行なう病院も増えました。

また、患者さんに安心して手術を受けていただくために、医師や看護婦が手術前に手術室内の説明をし、手術直前には鎮静剤を使用します。医療側では絶えず、最善の努力をしていますので、安心して手術を受けられると思います。


手術中のアクシデントとその対策
現代の手術室は大型ジャンボジェット機の操縦室のように、すべてがコンピュータで制御され、実にさまざまな配慮がなされています。しかし、それでも人の手や判断によって制御されているものもあり、電気や水など、万一供給が止まってしまうと大変なことになるものもあります。

電気について自家発電装置を備えているところがほとんどで、万一停電があっても直ちに自家発電装置に切り替えて電力を供給できるようになっています。水についても、ちょっとした病院なら自前の給水タンクを備えていて、万一の時でも最低限の水の供給ができるようになっています。

手術中の事故でいちばん怖いのは、スタッフの慣れから生じる単純なミスと言えるでしょう。そのような単純なミスを防ぐために、医療機器や装置についてはさまざまな工夫や改良が加えられてきました。

たとえば、酸素や麻酔のガスを供給する管のコネクターは、同じ目的のものでなければ結合できなくなっており、その種の間違いはぜったい起きないようになっています。

また、さまざまなモニターにより、患者さんの異常をアラームで知らせてくれる機構も備わっています。

例えば、血圧の低下、不整脈、心拍数の減少、あるいは血中酸素濃度の低下と二酸化炭素濃度の上昇、気管チューブが外れた時や麻酔器回路にもれがあると起こる気道内圧の低下などは、全て器機でモニターされています。これらの装置のアラームが鳴った時に、的確に対応していけば大文夫です。