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病気の症状を医師に100%伝えるための方法

病気の症状を医師に100%伝えるための方法
「よい患者さん」と「悪い患者さん」
医者の立場から見た「よい患者さんと悪い患者さん」とはどのようなものでしょうか。

いま仮に「よい患者さん」と「悪い患者さん」と分類しましたが、ここでは、患者さんによって病気の回復が早い人と遅い人がおられますので、その特徴を述べる上で分類したものです。

「よい患者さん」というのは、やはり、医師や看護婦の指示を忠実に守り、積極的に病気を治してゆこうと前向きな意欲を持つ人です。

一方、「悪い患者さん」というのは、その逆で、医師や看護婦の指示に従わない人です。たとえば「食事は食べ過ぎないように」あるいは「お酒は飲まないように」という指示を受けたとします。

「悪い患者さん」は陰でこっそりと食べ過ぎたり、お酒を飲んだりします。ましてそれを正直に医師に伝える人は少ないので、真に受けて治療を変えると、予想外の検査結果が出ることもあります。

すると、医師は次の治療がしにくくなるのです。そういった悪循環を避けるためにも、医師の指示は守り、場合によって守れなかった時には、それを正直に伝えることも、医師と患者の信頼関係を保つ手だてになります。

このような方々は、どうしても治るのが遅くなり、陰で「あのやぶ医者のおかげでちっとも治らない」などと言っておられます。

なかには医師を信頼できないために、ひとつの病気に対し、ひとつの病院や医師では頼りなく、二軒も三軒もはしごをする人がいます。

診断やアドバイスの裏付けに診てもらうだけならよいのですが、それぞれから薬をもらい、いっぺんに飲んでしまう人もいます。これは言うまでもなく、非常に危険なことです。

薬は、一種類では薬としての効能があっても、ある種の薬と一緒に飲むと、薬効がないだけならともかく、毒に変わるものもあります。たとえば、高血圧の薬とバイアグラを一緒に飲んで亡くなられた人の例はまだ記憶に新しいことと思います。

逆に、指示された薬をまったく飲まなかったり、無断で途中からやめてしまう人もいます。そのような事実を知らされないまま治療を続けていると、医師のほうも判断を誤り、治るはずの病気が悪化してしまうことも考えられます。

特に、漢方薬を処方されている場合、薬を飲み始めると、症状が一時的に悪くなることもあります。これを好転反応と呼びます。

この症状が一時的なものか、実際に悪化したのかの判断は医師の判断を待たなければなりません。最近は薬の副作用について、神経質な方が多いのですが、この点は是非、お気をつけいただきたいと思います。


病気の症状を100%伝えるためには
自分の身体に異常を感じて病院を訪れた時、正しい検査や診断を受けるためには、当然のことながら現在の症状を正しく伝えなければなりません。

医師は患者さんの訴える症状から病気を推測していくのですから、これは大切なポイントです。「問診」とよばれるこの病気の聴取が診断の上でも、もっとも重要です。

しかし、実際に外来を訪れる方たちは、多くの症状の中の1つのことだけおっしゃったり、抽象的な表現を繰り返し訴える場合が非常に多いのです。

具体的にいうと、たとえば「身体がだるくてつらい」ということだけを繰り返されるわけです。もちろん、医師も正しい診断へうまく誘導できるように質問をするわけですが、最初の訴えで誤解してしまうことがあります。
やはり理想的なのは「いつから」「どのようにだるいのか」「どこが特につらいのか」「どういう時に痛むのか」「どういう間隔でどれくらいの時間痛むのか」ということなどを冷静に、そして具体的に伝えることです。

そうすれば次に医師から、的確な質問が来るでしょう。常に自分の身体を客観的にみることが大切です。

問診がもっとも重要な診察です。自分の症状を的確に伝達するには、普段から自分の身体の調子を記録しておくとよいでしょう。

記録といっても大げさなことでなく、頭が痛い、咳がでる、お通じがないなどの異変を感じたら、とりあえず手帳の隅にでも書き留めておくことです。

できれば、その前日の食事の内容や天候、運動の有無など、自分の周りに起きた事件を記録しておけば、身体の異変の原因を推測するのに役立ちます。そして、それらを順に医師にお話をされれば、一番わかりやすいと思います。

特にアレルギー疾患では、食事や天候の状態が病気の症状と深い関わりを持っていますから、このようなメモがあると、診断や治療の参考になります。

また女性の場合は、症状が生理と関係することがよくあるので(ホルモンのバランスと大いに関連しているので)生理の周期と体調についても観察する必要があります。