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運動不足は、万病の元!食べすぎない体のつくり方と自己治癒力

体の自己治癒力
健康に、薬はつきものでしょうか?
これは、「NO」ということで異論はないと思います。
では、「未病」に薬はつきものでしょうか?

これも、考えるまでもなく「NO」なのです。「未病」というのは病気の手前、まだまだ十分、自分の力で健康に戻れる状態を指します。
つまり「未病」の段階では、薬は不必要だということです。

このことをしっかりと頭と心に刻み込んでいただければ、目的の半分は、みごとに達成されたことになります。仮にあなたが、健診で「メタボリックシンドローム」と言われたとしましょう。

そう言われたとたん、きっと心なしか、自分が病人になったような気がするはずです。「さっそく医者にかかって薬を飲まなくては!」と思う方も、いらっしゃることでしょう。

でも早合点はいけません。メタボリックシンドロームは、本来は「病気」ではなく「未病」と呼ぶべきだからです。

そもそも「メタボリックシンドローム」という、いかにも病名のような小むずかしいネーミングがいけません。平たく言い直せば、メタボリックシンドロームはただの食べすぎ+運動不足。それだけのことです。

「ただの食べすぎ+運動不足」なのですから、医者にかかる必要もなければ、薬を飲みつづける必要もありません。医者にかからなければ、あの恐ろしい「医原病」にかかる可能性もゼロです。

もちろん、「ただの食べすぎ+運動不足」とはいえ、軽く見ていいわけはありません。いずれは心筋梗塞、脳梗塞、あるいはガンなどの病気を引き起こし、命にかかわることにもなりかねません。ただ、それは「食べすぎ+運動不足」を放っておいた場合の話です。

では、どうすればいいのか?
もう、わかっているはずです。
少し心を入れかえて、「ただの食べすぎ+運動不足」を自分で解消すれば、それで解決することなのです。

それなのに、医者にかかり、薬を律儀に飲みつづけたとしたら、どうでしょう。

はたしてそれで、メタボリックシンドロームが治るのでしょうか?
もちろん、すみやかに検査値は改善されるでしょう。
でも、それは「治った」ということなのでしょうか?

これでは、ただの対症治療にすぎません。その場をしのぐだけで、根本的な問題にフタをしているのです。

しかし、検査結果が改善されると、あなたは治ったような錯覚に陥ります。こうなると、自分で「食べすぎ+運動不足」を解消する努力などしようとは思わなくなるでしょう。そんな努力をしなくても、「薬で治る」のですから。

ところが、しばらくは検査結果が基準値内(正常値)でも、次第にまた検査数値が高くなっていくはずです。

それは当然でしょう。あなたが「食べすぎ+運動不足」を解消するという自助努力を放棄したのですから、あなたの体も、自己治癒力を高める努力をやめてしまいます。


「食べすぎない体」のつくり方
古くから「医食同源」、あるいは「薬食同源」と言います。
まさしくそのとおりなのですが、残念ながら、ほとんど死語になってしまっているのが現状です。

たしかに、これだけおいしいものが街中にあふれ、いつでも容易に手に入るとすれば、自分の力だけで食を律するのは至難の業です。いっぽう、みなさんのなかで、医者からこと細かに食事の指導を受けたという経験をお持ちの方はほとんどいらっしゃらないと思います。

せいぜい「塩分を控えるように」とか、「甘いものを控えるように」「揚げものを控えるように」とか、その程度ではないでしょうか。
本当は、薬を処方する前に食事の指導をもっと綿密に行なったほうが、よほど患者さんのためになるということは言うまでもありません。

ですが、そうすると、医者は生活ができなくなってしまうという、やんごとなき事情があります。薬を出したり検査を行なったりして利益を得ているのが、日本の医者の現状だからです。

となれば、「薬がいらない体」になるためにも、何とか自分で食べ方を工夫するしかありません。
食についてズバリ言えば、現代人はおしなべて「食べすぎ」です。

そもそも人類の歴史は、飢餓の歴史でした。したがって、飢餓にはそれなりに耐えられるようにできているのですが、飽食にはまったくの無防備です。食べものがありあまるという想定は、たえて人類にはなかったことであり、心も体も飽食には慣れていないのです。

食べすぎは、体にとって明らかに不自然な状態です。
ただ、心もまた飽食という事態に慣れていませんから、食欲を適度に抑えることができません。

私たちにとって、「ないものを我慢する」よりも、「あるものを我慢する」ほうが、はるかに大変です。そもそも食欲を抑えるというのは、人間にとって不自然なこと。
だから、ダイエットはむずかしいのです。

しかし、食べすぎの状態を放っておくわけにはいきません。
食べすぎると、胸焼けがしたり、体重が増えたりしますが、それだけではないからです。

血圧、血糖値、尿酸値が高くなり、また肝臓の機能も衰えます。これにより、心筋梗塞、脳卒中、ガンなどまで引き起こしかねません。

加えて、体重が増えることの副産物として、膝や腰が痛くなり、動くのがおっくうになってきます。するとストレスがたまり、気分がめいってきます

気分がめいると夜眠れなくなり、疲れやストレスがよけいにたまっていく。そしてストレスがたまると、また食い気に走る「ストレス食い」になり、こうして、いよいよ悪循環に陥ってしまいます。

食べすぎはそもそも不自然なことですから、これが続くと体の機能がスムーズに働かなくなってしまいます。そして、今述べたように次第に不具合が出はじめ、結果、重大な病気になりやすくなってしまうというわけです。

食べすぎによる健康障害の最たるものは、昨今おなじみのメタボリックシンドロームでしょう。これそのものは、「病気」というより「未病」の状態ですが、放っておけば、深刻な病気につながります。

さりとて、薬で対処しようとすれば、もっと困ったことになりかねない、薬で数値だけをコントロールすることは恐ろしいです。
だから、自分で食を律することが必要なのです。医者はまったく頼れません。


運動不足は、万病の元
まさに「諸悪の根源」なのです。
考えてみれば、人も「動物」の一種なのですから、文字どおり動いていないと支障をきたすということです。

そもそも人類にとって、ここ数十年来の現代人の運動不足状態というのは、未曾有のことです。
数十年前までは、いやでも体を動かさなくては生活そのものができませんでした。

それが、家事から移動手段にいたるまで、この数十年ほどで便利さがどっと私たちに押し寄せ、一気に運動不足に陥ってしまったのです。

おそらくこれほど歩かない、体を動かさない人類を、神様も想像していなかったのではないでしょうか。これほどの運動不足は、私たちの生体からすれば「想定外」の出来事なので、対応ができないでいるのだと思います。

だから、運動不足は、私たちの体にさまざまな支障をもたらすのです。
運動不足の影響は、ガン患者さんではよりいっそう顕著な違いとして現われます。

体をよく動かす活動的なガン患者さんは、あまり体を動かそうとしないガン患者さんにくらべて明らかに治りも早いし、予後もすこぶるよいのです。

「よく食べ、よく動き、よく眠るガン患者さんは死なない」とよく言われるのですが、まさしくそのとおり。体を動かすことで免疫力、自己治癒力が高められ、治癒を促進するのです。

病気には絶対安静というのがなかば常識だったのですが、今はまったく違います。

基本的には「昼間は体を動かす!」、そして「夜はしっかりと体を休ませる」つまり、たとえガン患者さんであろうと、昼も夜も安静にしているというのは過去の話なのです。

何もガン患者さんだけに限らず、運動が免疫力を高め、健康の回復、あるいは維持に大きな役割を果たすということは、言うまでもありません
また、運動不足は精神にも影響します。

うつの患者さんは、たいてい、あまり体を動かしたがりません。しかも安易に薬に頼ろうとする傾向があります。

いろんな薬を試しながら、どの薬が自分にマッチするのかと期待を抱きながら、せっせと薬を飲んでいる方も多いのです。まさに薬頼み、そして人まかせ。にもかかわらず、結果はあまり芳しくないというのが私の印象です。

抗うつ剤や抗不安薬の常用は体によくないとお話ししながら、体を動かすことを、いつも提案していました。もちろん、もともと体を動かすことには消極的な人たちですので、なかなか一筋縄ではいきません。

「気分がめいって体を動かす気にもなれない」でも彼らも、本心は治りたいのです。ただ著しく自信をなくしています。

そもそも医者の使命は薬を処方することではなく、まずは患者さんに自信をつけさせ、元気にさせることです。なかなか理想どおりにはいきませんが、信念を曲げてしまっては元も子もなくなります。

「体を動かさないからこそ気がめいるのでは?」と、やんわりと返してみます。

筋金入りの運動嫌いですから、そんなに単純に、一気に運動習慣が身につくわけではありません。

ですが、それでも体を動かすことのメリットを根気よく話していきますと、しだいに体を動かすようになってきます。こうして少しでも運動習慣が身につけば、もう乗り越えたも同然です。

体が軽くなった、まわりの景色が明るくなってきたなどと症状の軽減が実感でき、ますます積極的に体を動かすようになってくるのです。

おそらく、自分の力で症状が改善していることに、自信がついてくるということもあるのでしょう。

そうすると、あとは、さほどむずかしくありません。徐々に症状が改善していくのが、目に見えてわかるようになってきます。

健康というものは、何かの原因によって悪循環に陥り、だんだんと加速がついて、ますます悪くなっていきます。

しかし逆もまたしかりで、何かのきっかけで循環がよくなってくれば、どんどん加速がついてよくなっていきます。
運動は、そのいい循環に加速をつける、ほんのささいな、しかし格好のきっかけになるのです。