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睡眠時間は「何時間寝たか」よりも眠っている「時間帯」が重要

寝だめをしてもダメージを受けた細胞は修復できない

寝だめをすれば睡眠不足は解消できると思っている人がいますが、これはたとえば、72時間(3日間)寝ずにいても、次の72時間ぐっすりと寝れば疲労は解消できると言っているようなものです。

私たちの体は、そんなに都合よくはできていません。私たちの体には体内時計があり、毎日きちんと睡眠をとらないとホルモンが分泌されず、体の修復機能が働きにくくなり、病気を呼び込むリスクを高めてしまうのです。

では、毎日どのくらい眠ればいいのでしょうか。「睡眠時間と死亡率」という統計データ(名古屋大学大学院の玉腰暁子助教授らの共同研究グループが行なった調査)によると、最も死亡率が低かったのは睡眠時間6.5~7.4時間の人でした。

これを底として、グラフはU字型を描き、睡眠時間が短くても長くても死亡率は上昇していくという調査結果が出ています。


睡眠は「何時間寝たか」よりも「時間帯」が重要
なかには、1日7時間も寝る余裕がないという人もいるでしょう。実は、睡眠は「何時間寝たか」よりも、「何時から何時まで寝るか」のほうが重要です。

眠っている間、体の中では酵素が働き、組織を修復してくれます。午後10時ごろから酵素が体のメンテナンスに入り、午前2時ごろにはメラトニンの分泌が最も活発になります。

メラトニンは病気の原因となる活性酸素を中和してくれる抗酸化物質で、いわば体のサビ止めです。

同じ長さの睡眠時間だとしても、たとえば午後11時から2時までの4時間と、3時から7時までの4時間とでは、前者のほうが身体によい睡眠がとれるということになります。

午後11時から午前2時が、健康的な睡眠のいわばゴールデンタイムです。この時間帯には、なるべく眠るようにしたいものです。

無理に寝ようと焦ると逆効果
歳をとると、朝早くに目が覚めることや、夜中にも起きてしまうことが多くなります。また寝つきも悪くなってきます。

私たちは眠っている間に、深い睡眠(ノンレム睡眠)と浅い睡眠(レム睡眠)を交互に繰り返しています。若い人では、就寝後加分程度で深い眠りへ移行しますが、高齢者では入眠まで“分ほどかかり、寝つきが悪くなります。

また、高齢になると浅い眠りの時間が長くなってくるなど全体的に眠りが浅くなるので、途中で目が覚めることも多くなります。さらに、男性は前立腺肥大、女性は冷えなどにより頻尿傾向になるので、夜中にたびたび起きてしまいます。

こんなときは、焦って無理に寝ようとすると不安や心配が募り、余計に眠れない状態をつくってしまいます

目を閉じているだけでも体を休めることができると、気楽に考えるのがいちばんです。眠れないからといって焦らず、お風呂などでゆっくり温まってリラックスしましょう。