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痛風は贅沢病でビールはダメ!はウソで実は食べ物は関係なかった

尿酸低下剤

痛風とビール
プリン体が多い食べ物を食べると尿酸が多くなり痛風になりやすいといわれていますが、プリン体は食べ物以外に、体内でも約75%が作られており、食べ物のプリン体の影響は大きいものではありません。にもかかわらず、痛風予防のためプリン体が多く含まれた食べ物を避けるようにいわれていますが、意味がないことです。

そして、ビールが特にプリン体が多く含まれているかのようにいわれており、プリン体を抑えた低プリンビールが売られていますが、これで痛風発作の予防にはなりません。

また、ビールよりプリン体を多く含む食べ物はたくさんあります。100g中のプリン体の含有量は納豆約114mg、かつお約210mg、うに約137mg、カキ約185mgなどですが、かといってこれらの食べ物が身体に悪いとかよいとかいうことではありません。

ただし、健康食品のビール酵母は100g中約3000ml、クロレラは約3180mgで桁違いに多いため、身体に何らかの悪影響を及ぼすかもわかりません。


痛風と排尿
痛風発作は、関節内に結晶化して沈着した尿酸を白血球が処理することによる関節炎です。特に足の親指の付け根に起きやすく、赤くはれ激しい痛みを伴う発作が起きます。
ちょっとした刺激で痛みが強くなり、「風が吹いただけでも痛い」といういわれから「痛風」と呼ばれるようになったようです。

肉食の多いぜいたくな食生活をし続けると発症しやすくなるといわれており、歴史に名を残したアレクサンドロス大王、フリードリヒ大王、ルター、ミケランジェロ、ダーウィン、ニュートンなどが痛風だったということから「帝王病」とか「ぜいたく病」ともいわれています。ぜいたくな食べ物も要因でしょうが、運動不足も要因だったかもしれません。

日本での患者数は約60万人で90%以上が男性です。女性は女性ホルモンの関係で尿酸値が上がりにくくなっています。女性ホルモンには腎臓での尿酸の尿中排泄を促進する作用があるためです。しかし、最近の食生活の変化によって女性の痛風が増えてきています。

これまではごくまれにしか見られなかった若い女性の痛風発作は、無理なダイエットによる月経異常のため、ホルモンバランスが崩れたことが要因と考えられます。

血液中の尿酸値が1dl中7mg以上になると高尿酸血症となり、痛風発作を起こしやすくなるといわれていますが、尿酸値が正常でも痛風発作を起こす人もいます。

体内の老廃物の一種であるプリン体から尿酸になります。プリン体にはアデノシン、デオキシアデノシン、グアノシン、デオキシグアノシン、イノシン、デオキシイノシン、キサンチン、ヒポキサンチン、アデニン、グアニンなどがあります。

体内の必要以外の尿酸は腸から便として、腎臓から尿として排泄されます。腎臓からの排泄が少なくなると当然、血液中の尿酸値は高くなりやすくなりますから、排尿は2、3時間おきに1日7、8回はした方がよいでしょう。

また、尿酸を尿から大量に排尿しようと利尿作用のある緑茶や紅茶やコーヒーを多量に飲むことを勧めることがありますが、利尿作用が強く起こりすぎて脱水症状になったり、カフェインのために不眠症になることがあります。また、血液中の尿酸の濃度を薄めようと水をたくさん飲む人もいますがそう簡単に尿酸値は下がらず、のども渇いていないのに水を飲むとむくみの要因になることがあります。

どんな安全なものでも、体によいとか病気を治そうとか思って飲みたくもないものを飲めば身体に何らかの悪影響があるということです。