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女性の体と病気の基礎知識|女性ホルモンの働きが重要

女性の体と病気の基礎知識|女性ホルモンの働きが重要

異常を感じたら早めに婦人科を受診
女性には生殖器として卵巣と子宮が、付属生殖器として乳房があります。これらの働きを調整しているのが女性ホルモンで、その司令塔は脳にあります。女性ホルモンには、黄体ホルモン、卵胞ホルモンがあり、卵巣から分泌されます。

病気予防の第一歩は女性ホルモンの働きを知ること思春期に入った女性は初経(初潮)を迎えます。12歳前後から月経が始まり、閉経は50歳前後です。月経が起こる周期は28~ 35日、1回の月経は3~ 7日間です。子宮の内膜は周期的に変化します。

(1)卵胞期
まず、次の排卵(1カ月に一度卵を排出)の準備として、卵胞がだんだん発育している時期で、脳下垂体からの卵胞刺激ホルモンの分泌量が増加します。子宮内膜の再生も進行します。

(2)排卵期
月経より数えて14日目ごろ、卵胞からの排卵が始まります。これは脳下垂体の黄体形成ホルモンの影響を受けています。

(3)黄体期
さらに排卵した卵胞は黄体に変化し、黄体ホルモンを分泌し続けます。この時期は、黄体ホルモンのほか、卵胞ホルモンの影響により、子宮内膜が成熟し受精卵が着床しやすい状態になり、体温は高温に維持されますが、この2週間に着床しない場合には黄体は小さく退縮します。

(4)月経期
最後に、黄体ホルモン、卵胞ホルモンのいずれもが減少することにより、子官内膜が剥がれ、血液と混ざって子宮外へ排出される月経が始まります。月経血量、周期、日数、痛みなどを代表とする随伴症状には個人差はありますが、成熟女性はこの4つの性周期を約40年繰り返します。

生理痛
軽症なら早めに痛み止めを飲む
軽い生理痛なら薬剤を服用することで生理痛対策になりますが、月経困難症といわれる症状で、激烈な下腹部の痛み、腰痛、頭痛、全身倦怠感を毎月覚える場合は婦人科を受診しましょう。

上手に使って痛みをコントロールしよう
痛み止めの薬には、体内にあり、痛みを引き起こすプロスタグランジンというケミカルメディエーター(化学伝達物質)の産生を抑える働きを示すもの、痛みの伝わりを抑制する作用を示すもの、などがあります。

生理痛にはこれらが配合された、解熱・消炎・鎮痛薬が用いられます。この基本処方は、アセトアミノフェン(A)、カフェイン(C)、エテンザミド(E)の3種を配合したACE処方で、痛みのもとと伝わりを抑えます。

たとえば、ノーシンホワイト(アラクス)、グレランエース錠(武田)、新セデス錠(塩野義)などがあります。イブプロフェン配合のものには、即効性を示すフェリア(武田)、イブA錠(エスエス)、ナロンエース(大正)などがあります。状況に合わせて薬剤を選択してください。

イソプロピルアンチピリン配合剤としては、セデス・ハイ(塩野義)、サリドンA(ゼファーマ)などがあります。

月経に伴う不安やイライラが強い場合は、鎮静作用のあるブロムワレリル尿素、アリルイソプロピルアセチル尿素が配合されているものを用います。前者には、サリドンエース(ゼファーマ)、新リングル(佐藤)、ナロンエース(大正)が、後者には新セデス錠(塩野義)、バファリンエル(ライオン)、セミドン顆粒(全薬)などがあります。



妊娠検査薬と妊婦が注意したい薬
妊婦にはこの薬が危ない!
妊娠、出産、授乳は女性ならではの生理・生殖機能ですが、これに関連して体のトラブルが発生しやすいのです。妊娠中何気なく飲んだ薬によるトラブルは少なくありません。特に妊娠中の服薬は、医師や薬剤師に相談してからにしましょう。

診断は産婦人科医に
妊娠が早期にわかるので妊娠検査薬は便利です。たとえば「基礎体温の高温期が3週間以上続いている場合は、妊娠の可能性があるので、妊娠検査薬でチェックしてみましょう。2~ 3分でわかります。

検査スティックに十分な量の尿をかけることで、色の変化を調べます。
尿の中に特別なホルモンが出ていれば、陽性の反応が現れ、妊娠の可能性があることになります。

妊娠検査の仕組みをご説明しましょう。妊娠した女性からは絨毛性ゴナドトロピン(hCG)というホルモンが分泌されますが、このホルモンは受精卵の着床と関係が深いのです。受精卵は細胞分裂を繰り返しながら、4~ 5日かけて子官へ移動します。

子官に届いた受精卵は絨毛という細かい根を子宮内膜に食い込ませ、これが発育し胎盤になります。つまり、受精卵が子宮内膜に着床して胎盤ができてくると、絨毛性ゴナドトロピンが分泌され、これが血液中にも増えて尿中に排泄されるのです。

妊娠検査薬で判定できるのは、月経開始予定日のおよそ1週間後からです。妊娠していた場合、このころはすでに妊娠5週目にあたります。
妊娠検査薬は、正しい条件下で検査を行わなければなりません。そして、最終判断は産婦人科医の診断を仰ぐことになります。