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バイオテクノロジーの遺伝子操作で再生医療が病気を治す

バイオテクノロジーと再生医療

バイオテクノロジーとは
バイオテクノロジーとは、バイオロジー(生物学)とテクノロジー(技術)を組み合わせた造語であり、生命工学と訳されています。具体的には、遺伝子組み換え技術や細胞培養技術などがあります。

遺伝子組み換え技術とは、動物や微生物、植物の遺伝子情報を解析し、目的とする遺伝子を発見したうえで、その遺伝子を動物や微生物、植物に導入して、遺伝子を組み換える技術です。たとえば、病気に弱い植物の遺伝子を、病気に強い遺伝子に組み換えた遺伝子組み換え食品などは、この技術によるものです。

医薬品では、ヒトインスリンやインターフェロンなどがこの技術によって誕生しています。これらの医薬品は、微生物の遺伝子を、遺伝子組み換え技術によってヒトの遺伝子に組み換えて生産させています。

遺伝子組み換え技術で作るバイオ医薬品の世界最大手は、米国のアムジェンです。同社は1980年に3名の創業者によって設立されたバイオベンチャー企業ですが、2007年には世界第11位の巨大医薬品企業にまで成長しました。


バイオテクノロジーによる再生医療
再生医療とは、同じ遺伝子をもつ別の組織や細胞などを補って、破損した部位を修復する医療のことです。病気やケガで機能を失った内臓などの組織を、患者自身から採取した細胞を培養して修復します。

従来の生体移植では親子や兄弟でも別の遺伝子をもつ組織や細胞が移植されるため拒絶反応が起こりますが、再生医療ではその心配がありません。

日本では2007年にジャパン・ティッシュ・エンジニアリングがやけど治療用の培養皮膚で初めて承認を取得しています。ほかにも、山中伸弥教授らが、さまざまな細胞や組織になり得るとされる新型万能細胞(iPS細胞)の作製に成功しているのです。

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